自作アルコール・ストーブ 「アルミ缶再利用ストーブの作成」 [アイテム]
缶ビールを飲み終えた後のアルミ缶を見ていて、自分でもアルコールストーブを作れるんじゃ無いか?
実際、世界中で自作アルミ缶ストーブを作っている人達はたくさんいるわけではある。
子供が夏休みの工作を作っているのを見て、よし、俺も作ってみよう!
エバニューのアルコール・ストーブを見つつ、ホームページを漁って情報を得る。
【材料】
・缶ビールの空きアルミ缶2つ。
・子供が飲んだオレンジジュースのボトルアルミ空き缶1つ。
・速乾ボンド
・テスト用の燃料用アルコール。
【工具】
・缶切りハサミ
・コンパス
・カッターナイフ
・穴開け、ドリル。 ドリルビッド1mmから2mm。
電動ドリルを使ったけど、アルミ缶に穴を開けるだけだから、クラフト工作用の百均ので十分。
・サンドベーパー 400番手くらい。
【工程】 ざっと簡単に書いておく。
(1) ビールの空き缶2本のボトム部分を4cmほど切り取る。 飲み口側は使用しない。
(2) オレンジジュースのスクリューキャップの部分を切り取る。 ボトム部分は使用しない。
キャップも使用しない。
(3) ビール缶のボトム部分の1つに直径3.5cm程度の丸い穴を開ける。
(4) 底に丸い穴が開いたボトム側に直径2mm程度の穴を1cm間隔で14個開ける。
(5) 穴の開いたビール缶ボトム部分と穴の開いていないボトムをハメ合わせる。
(6) ジュース缶のスクリューキャップのショルダー部分を(3)の穴にはめて、スクリュー部分がビール缶のボトム部分に1mm程度スキマが出来るように調節して、これらをボンドでくっつける。
(7) サンドペーパーで磨いて、表面の印刷物を剥がす。
【完成品】
アルコールは、中央の穴から投入してライターで着火する。
【狙い】
エバニューのアルコールストーブのような、オープン型と密閉型の組み合わせタイプ。
内側のスクリューキャップ部分は底側から1mmのスキマを開けてあるため、中央から投入したアルコールはスキマから外苑部の密閉部分に入り込む。
中央部と密閉部にたまったアルコールのうち、最初に着火するのは中央にたまったアルコールとなる。
最初、中央部のアルコールが燃焼してスクリューキャップ部分を熱して、プレヒートを兼ねる。
スクリューキャップ部分が暖まって、密閉部分のアルコールの蒸散が加速する。
密閉部分のアルコールは蒸散して、上外苑部14カ所の穴から放出される。
中央部分の燃焼によって、上外苑部の穴から放出したアルコールは着火される。
【燃焼実験】
百均で購入した化粧用の注射器を使用して、適当な量を投入する。
この注射器は便利だ。
針の部分は単なるステンレス・パイプだが長さが10cmほども有り、アルコールを追加する際炎を通り越して直接中央部に追加注入することが出来る優れものだ。
注射器のメモリを使って正確な量を投入するためにも役に立つ。
また、燃焼を止めた場合、外苑部の2mmの穴から差し込んで吸い出す事も可能で、アルコールストーブを使う場合の必需品となりそうだ。
しかも100円で買えるのだから、文句の付け所が無い。
・・・ただ、色がピンクの注射器なんだよね。
ホントは女性が化粧品を詰め替える際に使うもののようだからな。。。
さて、燃焼実験の結果は、動画でアップした。
久しぶりの更新ですね。最近は動画作成にシフトしているのですか?
by レッド会長 (2011-09-23 12:34)
動画編集ってオモシロいですよ。ただアルコールが燃えているだけのつまらない動画でも音楽を付けるだけでちょっと自己満足感がmaxになりますから、不思議ですねえ。え!俺だけか!
by onozone (2011-09-23 22:42)