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ハイキング企画「標高2150m 日本最高所野天風呂 雲上の湯と八ヶ岳連峰の硫黄岳と天狗岳」 [ハイキング企画]

2年前、初冬の八ヶ岳連峰。

草麦峠から目指したのが雲上の露天風呂「本沢温泉」だった。

しかし、想定外の雪に阻まれ、天狗岳までさえもたどり着けずに中山峠の「黒百合ヒュッテ」のテン場で涙を飲んだのだ。

その時、山岳親父と約束したのだ。

次こそは「本沢温泉」の雲上の露天風呂に浸かろうぜ!

・・・そして、ついに雪辱を晴らすときがやってきたのだ。


2012.07.28

稲子登山口から、悪路を4WD車で突入し本沢温泉駐車場(GPS高度 1650m)に車を止める。

テントと2日分の食料と水を担いで本沢温泉を目指して歩く。

約4.5kmを歩いて「本沢温泉」テン場(標高 2150m)に到着。

テントを設営後、夏沢峠を経て硫黄岳(標高 2765m)、オーレン小屋に下って夏沢峠に戻り、根石山荘を経て根石岳(標高 2603m)から白砂道を下って本沢温泉に戻り、雲上の露天風呂を楽しんだ。

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2012.07.29

昨日下った白砂道を登って、東天狗岳(標高 2640m)その先に進み、西天狗岳(標高2646m)

の頂上を踏んで、同じルートを戻るピストン・ルートを歩いてきた。

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2012.07.27 22:30 出発

山岳親父と合流し、闇夜の中央自動車道へ。

須玉ICを目指して進む。

途中のコンビニで仮眠を貪り、松原湖から稲子温泉へ。

今回は草麦峠から挑むのではない。

山岳親父が練りに練った作戦は、稲子登山口から車で入れるギリギリまで入って、直接「本沢温泉」へ歩いて乗り込むルートを用意していた。

 


2012.07.28 05:00 標高 1600m 稲子登山口

舗装道路はここまで。

ココから先は普通乗用車では入る事は出来ないだろう。

少なくとも最低地上高が20cm以上且つ、4WDが必要なロック&マッド・コンディションの路面が待っていた。

山岳親父が駆る4WD車は、ほぼすれ違い不能な山道をグイグイと登っていく。

しかし、初めての道なので果たしてこのまま登っても、駐車可能な場所があるのだろうか?という不安がよぎる。

おっ、駐車場が現れたぞ。

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2012.07.28 06:07 GPS高度 1748m 天狗展望台P

この先も進めそうであったが、先が判らないのでココに車を止めて歩く事にした。

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ザックの重さは量っていないが、かなり重い。

この先のテン場までどのくらいの道のりがあるのだろうか?

天候は良さそうだ、体感気温は24-5℃くらいだろうか、湿度は少し高め。

靴紐を締め直して出発!

しばらくは、森林の中の砂利道を歩く感じだが、少々キツめの坂が続く。

 


2012.07.28 06:26 GPS高度 1860m ゲート

天狗展望台Pから約1km、本沢温泉入り口のゲートが現れた。

ここから先の一般車の通行は禁止で、ゲート周辺には車が数台おけそうなスペースがある。

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ここから先の林道も長そうだ。 

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道中は森の中であるため、時折木々の間から山並みがチラチラと見える程度。

写真の枚数ではあっという間に見えるが、重いザックでこの坂を延々と歩くのはなかなかキツイ。 

 


2012.07.28 07:27 GPS高度 2100m 本沢温泉テン場

ゲートから約3.2km、高低差 250m程を登ってきた。

道の両脇が開けたと思ったが、どうやらココが本沢温泉のテン場らしい。

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テン場と言っても、見回してもトイレや水回りの設備があるわけでも無い。

区画整理が行われているワケでも無い。

好きな場所にテントを張って良いが、トイレは本沢温泉館内や外トイレを使うようにと看板にある。

水は、近くに渓流が流れているので煮沸して使うか、本沢温泉の脇で流しているホースから自由に汲むことが出来る。

まずは、重いザックを下ろしてテントの設営から始める。

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テン場での飲料水は、小屋まで行くのが面倒ならこの沢からも採取が可能だ。

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ただし、

Drinking Water ・・・ ★ Be boil !

だそうだ。

沢の水の温度は冷え冷えで、足を入れても1分持ちこたえるのはキビシイほどだ。

八ヶ岳は沢の水が豊富だ。

 


2012.07.28 08:07 GPS高度 2123m 本沢温泉本館

本沢温泉 公称標高 2150mは、テン場から少し歩いた(登った)場所にある。 

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大きな山小屋で、沢山の客室を持っているようだ。

 
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青いタライには常に飲料水が流れ続けていて、必要な人はボトルに汲んだり直接飲んだりが出来る。
左の道を真っ直ぐ進めば、露天風呂を超えて夏沢峠まで歩いて行けるので、ここで飲み水を補給するのがいいようだ。
下界で水道水を汲んできても、ここで山のおいしい水に全て入れ替えるのがベストだろう。 

内湯と外湯(雲上の露天風呂)を用意しており、また新設の綺麗なお手洗い棟などがあり人気の小屋だ。

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玄関を入るとフロントがある。

ここで、テントサイトを借りることと外湯に入る事をスタッフのかわいいおねえさんに伝えて、料金を支払う。

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テントサイトは、一人あたり600円、露天風呂入浴も一人当たり600円。

テントサイトは既に設営済みだが、テントにナンバープレートを付けたりはしないようなので、このまま露天風呂をチェックして、夏沢峠まで登ってしまおう。

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露天風呂までは5分、夏沢峠までは1時間の道程らしい。

まずは露天風呂の場所を確認しよう。

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2012.07.28 08:28 GPS高度 2164m  雲上の湯場所確認

本沢温泉小屋から少し歩いた場所に200-300m程離れているだろうか、山道を登ること5分。

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この木と木のスキマを入っていくと、ちゃんと温泉の効能が書いた看板がある。

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泉質は、「酸性-含硫黄-カルシウム・マグネシウム硫酸塩温泉」だそうだ。

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本館の小屋から離れていることもあり、温泉泥棒も多いと聞いた。

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森を抜けると硫黄の臭いと、これから目指す硫黄岳と硫黄岳から流れる沢が見えてくる。

こんなところに露天風呂が?

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既に朝風呂を楽しんでいる人達がいる。

場所は判ったので、僕らは夕刻に入る事にしてここで引き返して、夏沢峠に向かう。

楽しみは後にとっておこう。

夏沢峠への道のりは、勾配をキツクは感じなかったが、驚いたのは中学2年生の6クラス全員が引率の教師と共に降りてきたことだ。

1クラス30-40人がまとまって降りてきて、全員と挨拶(こんにちは!!)をするため挨拶地獄に陥るのだ。 

話を聞くと昨日オーレン小屋に全員泊まったという、オーレン小屋もデカイ小屋なんだなぁ。

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2012.07.28 09:17 GPS高度 2436m 夏沢峠

夏沢峠に到着 公称標高 2430m。

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ここにも、中学生の団体が沢山いた。

ここから左側が崩れ落ちた山が見えるが、あれが「硫黄岳」だ。

次は「硫黄岳」を目指そう。

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夏沢峠から硫黄岳へ、山肌を登っている人達が見える。

あれを登るのか・・・

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実際登って見るとつづら折りで急登では無いが、森林限界を超えるとザレた道が続き、最終的には小石や岩の道へと変化する。

仮眠をとったとはいえ、早朝から歩きっぱなし登りっぱなしなので少々こたえるが、天気が良く眺めが良い道で、気分は最高だ。

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2012.07.28 10:25 GPS高度 2754m 硫黄岳頂上

硫黄岳 公称標高 2790mに到着。

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青い空と白い雲、漂う硫黄臭と印象的な石を敷き詰めたような丸い頂上。

そして、切れ込むように崩落した昔の噴火口。

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頂上の片隅には、小さな避難小屋?があった。

昔はここにアメダスロボット雨量計があったらしいが、こんなに小さな避難小屋は初めて見た。

入り口は縦横1m程度しか無く、内部は広さ2畳程度、高さ1.5m程度。

しかも、床は石で敷き詰められていて凸凹している。

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既に使われることも無いのか、屋根は穴だらけで雨漏りは間違いないだろう。

壁には使用した人達のラクガキが書き込まれている。

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山岳親父は、過去にこの避難小屋を使用して2泊せざるを得ない状況で泊まったことがあるらしいが、そのときは雨漏りは無かったという。

過去の思い出が詰まった感慨深い避難小屋だったようだ。

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硫黄岳の噴火口を真上から見ると、吸い込まれるような感じがした。

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落ちたら、たぶん悲惨な死に方をしそうな悪寒がする。

しばし休憩をとる。

ボーッと、横岳と赤岳を眺めながら栄養と水分を補給する。

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今回は、赤岳方面には向かわずにオーレン小屋方面に下山する予定だ。

ああ、ずっーと向こうまで歩いて行きたい・・・

もくもくと沸き上がる夏の積乱雲のように、そんな衝動に駆られる光景だった。

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下山は「峰の松目 標高2567m」方面へ下った途中にある。

「峰の松目」に登ってしまっても良かったような気もするが、テン場に戻った時の事を思えば行かなくて良かったのかもしれない。(これは、テン場に戻った後にわかる話である。)

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そもそも、山岳親父の計画には「峰の松目」へのルートは入っていなかった。

地図には”山頂の展望は無い”と書かれていたため、パスしたと記憶している。

 


2012.07.28 11:15 GPS高度 2663m 赤岩の頭

「峰の松目」には行かないけれど折角だから途中の分岐「赤岩の頭」には寄ってみようということになった。

ザックを分岐点にデポして空身で登る。

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ハイマツ林がビッシリと覆う峰だったが、ハイマツの背丈が低いため眺望は良い。

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振り向いて硫黄岳を眺めると、空に向かって伸びるなだらかな稜線が美しい八の字を描いていた。

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さぁ、オーレン小屋方面へ下ろう。

中学生達が宿泊したオーレン小屋ってどんなところだろうか?

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それにしても、緑色の回廊を延々と下るこの道は、いつまで下るんだと心配になるほど標高を下げた下山道だった。 (GPSログを見ると大して下ってなかったんだな・・・)


2012.07.28 12:00 GPS高度 2349m オーレン小屋

オーレン小屋のテン場が見えた。

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ああ、やっと小屋に着いたか・・・。

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丁度12時だし、ココでお昼にしましょうか!

オーレン小屋は混んでいるが、なんとかテーブル席を確保してお昼の用意。

ガスが使えるかどうか判らなかったが、まぁ怒られたらしまおうという感じでラーメンの作成を開始。

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食後は背後の渓流でリンゴを冷やして、分け合って食べる。

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渓流で冷やしたリンゴは、旨いんだよね。

そして、オーレン小屋で湧き出ている「オーレン強清水(こわしみず)」。

信じられない程バカウマの水だった。

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透き通っているが、見た目単なる川の水じゃないかと思って、一口飲んだらもうやめられない。

キンキンに冷えている上に、なんというか・・・そう微妙に甘いんだ。

この水、ハイカーはただで飲み放題なんだけど、あまりにウマイので二人してバカが付くほど飲んでしまった。

もちろん、ボトル等に大量に汲んでおいたんだけど、後でボトルから飲んでも味は落ちていた。

この味はココで飲まないと味わえない、八ヶ岳の水の味なんだ。

こう言っちゃなんだけど、本沢温泉の水より旨かったよ。

いろいろな山に登って清水とか沢の水とか雪渓水とか飲んだけど、僕の中ではダントツトップの水の味だったね。

水を飲み過ぎたのか、この後夏沢峠に登り返す途中で二人ともダウンして登山道の端っこで寝てしまった。

通り過ぎたハイカーから「死んでるんじゃないの?」とか聞こえてきたけれど、この時は本当にキモチイイ昼寝をしてしまった。

そのせいか、オーレン小屋-夏沢峠間の写真が無い(笑

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2012.07.28 13:38 GPS高度 2440m 夏沢峠

夏沢峠に戻ってきた。

朝に見た硫黄岳がより緑が濃い色で見える。

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次の目的地は、箕冠山を越えて根石岳(2603m)だ。

硫黄岳を背中にして、あのダケカンバの森を通り抜けて行こう。

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空と森のコントラストが美しい。

ウィンドウズのデスクトップの絵柄にも負けない夏の昼下がりの空だ。

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2012.07.28 14:07 GPS高度 2583m 箕冠山

箕冠山 公称標高2590mに到着。

周囲は森で眺望のきかない山、というより稜線の中のピークの一つ。

頂上という感じは無い。

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少し進むと、根石岳とその麓に根石山荘が見えてきた。

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すごいな、緩やかだけど直登の道が頂上までずっと延びている。

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こりゃー絵になるぜ!

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2012.07.28 14:11 GPS高度 2560m 根石山荘

トイレ休憩のため、根石山荘へ寄り道。

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トイレは1回100円を払うのがモラルです。 

根石山荘のトイレも綺麗で清潔なトイレでした。

実はオーレン小屋でもトイレを借りたんですが、今回入った全ての小屋の屋内トイレは何れもびっくりするくらいに新しく綺麗でした。

根石山荘でスポーツドリンク400円を購入して、休憩後に出発。

 

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2012.07.28 14:34 GPS高度 2604m 根石岳

根石岳 公称標高 2603mに到着。

長い直登を登り切ったところは、周囲の見晴らしが良い頂上だった。

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次は天狗岳だ。

恐竜の背中のような稜線を登って行くようなルートのようだ。

目の前に見えるのが東天狗岳(標高 2640m)その先に進むと、西天狗岳(標高2646m)が待っている。

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だが、時間も押してきているので、山岳親父曰く「天狗岳へは明日の楽しみにとっておきましょう」とのこと。

根石岳から天狗岳方面に降りて、白砂新道を使って本沢温泉へ下ろう。

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2012.07.28 15:06 GPS高度 2552m 白砂新道分岐

白い石が敷き詰められているかのような、根石岳と天狗岳間のコルに当たるような場所。

障害物が無いため涼しい風が吹き抜けるところのようだ。

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待ってろよ天狗岳、明日もう一度ここに来るからな!

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右の白砂新道を眺め下ろすと、急勾配の下りの道で、トレイルは細い。

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一気に下れば、本沢温泉の雲上の野天風呂が待ってるぜ!

 

風呂だ! この山の真ん中で風呂に浸かれるんだ! 

疲れていたが、そう思ったら倒木が多く細い急坂のトレイルでも、マッハのスピードで白砂新道を駆け下りることが出来た。

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このあと10分はくせ者で、この後も後10分が出てくるため、ガクッとなる。

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着いた、本沢温泉に到着だ。

そうだ、本沢温泉のフロントで冷えた缶ビールを買って野天風呂に持ち込もうぜ! 

一本500円の山価格缶ビールを購入。

さぁ、テントに戻って、風呂の準備を整えて、Here we go!

 


2012.07.28 16:42 GPS高度 (風呂に行く時にGPSを忘れた) 本沢温泉 雲上の野天風呂

ザレた斜面を歩いて行くと・・・

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おおっ、あれが雲上の野天風呂かぁぁぁ!

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白濁湯だが、実は浅いのでは?

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いえいえ、そんなことはありません。

大人4人なら十分に浸かることが出来ます。(親父二人の裸体ショットですみません。)

何はともあれ、山岳親父と硫黄岳を眺めつつ最高に贅沢な時間を共有し、ビールで乾杯!

お疲れ様でした!

お湯の温度は若干ぬるめながら、絶妙な温度で長く野天風呂を楽しめます。

お湯は常に底のあらゆる所から沸いているため、源泉掛け流しといってイイでしょう。

沸いているところに当たると、熱いけれどやけどをするほどではありません。

着替えをする場所はスノコがあるだけなので、女子の方々は水着を着用して入ってくる人も多いです。

ひっきりなしに登山者が訪れるため、長湯したい場合は時間を選ぶ必要があるでしょう。

夕暮れ時に訪れた僕たちは、十二分に野天風呂を堪能したのでした。

野天風呂、最高おおおおぅぅぅぅ!!

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おや、少し雲行きが怪しいな。

テントに戻って、夕飯にしますかぁ。

 


2012.07.28 17:43 GPS高度 2104m 本沢温泉テン場

少し雨がポツポツと降り出してきたようだ。

夕飯の支度を調えて、食べることにした。

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僕は、疲れて酔いも入っていたこともあり、フリーズドライ食品で簡単に済ませることにした。

 

フリーズドライのにゅうめんにソーセージをぶち込んだものと、ドライカレーだ。

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簡単に手早くできるが、味はいまいち。

山岳親父はいつものパスタと野菜炒めにシーチキンをぶち込んだ手のこった料理を作った。

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旨そうだったので、沢山もらいました。 ありがとう。

そして、テント泊で山岳親父が持ち込む定番のワイン。

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これ、安いワインだそうだけど、テントで飲むとすっごく旨いんだよね。

疲労のピークでこれを飲むと、スッと眠ってしまうんだ。

お陰で、満天の星を仰げない・・・

と、夕飯のひとときを過ごしていたら、雨脚が激しくなってきた。

慌ただしく食器をしまってテントに潜り込んで、ワインを酌み交わす。

硫黄岳から峰の松目に寄っていたら今頃、雨の中ご飯を作らなきゃならなかったかもね。

・・・ 

気がつくと、二人とも座りながら寝ていた。。。

もう寝ましょうよ。

シュラフを出して潜り込んで、お休みなさい・・・

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数秒も経たずに眠りこけた。

・・・

 


2012.07.28 22:00くらい

すさまじい雷と豪雨で目が覚めた。

風は無かったが、たたきつけるような雨と、テント内が一瞬明るくなる程の稲光が連続する。

この音と雨を撮れないかと動画撮影を試みるが、あんまり良く写ってなかった。

しかし、起き上がることも出来ずに、そのまま眠りこける・・・

 

・・・八ヶ岳の秘湯と、稜線の風を追う旅は二日目へと続く。


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