京急ファミリー鉄道フェスタ2013 [鉄道写真]
撮り鉄S氏に誘われて京急ファミリーフェスタというイベントに行ってきた。
2013.05.26 10:17 京急久里浜駅
JR横須賀線で久里浜までやって来た。
天気は快晴このまま山に海に行きたいところだが、何故か向かう場所は「京急ファインテック」という車両基地だ。
電車の保守点検を行う場所が車両基地だと思うが、車両基地に一体何があるっていうんだ!?
・・・と言うほどに、もの凄い人の数が群れをなして歩いている。
「これ、全部そのフェスタというものに行く人々?」
「すごいんですよ、これが(笑)」
撮り鉄S氏は超ご機嫌だ。
うーむ、何が大勢の人を呼び込むのか?
国道134号線沿いを歩く事10分程度、国道沿いのマックやファミレスの店員の呼び込みが出るほどの驚異の人出だ。
さて、何が楽しいのか見させて貰おうじゃないか。
いささか、硬い表情のままフェスタに突入。
老若男女が入り乱れる中、車両基地に入った。
どっちを向いても宇宙♪ ・・・じゃなくて人・人・人・・・。
かといって、何か音楽が流れていたり、有名人が居たりしてはいない。
・・・そう、主役は電車。 電車なんだ。 以上、終了。
そういうイベントなんだから当たり前だが、京急の赤い車両に魅了された人々でイッパイなんだ。
ショックだった。
電車というのは乗って、動いてなんぼという考えしか無かった。
ただそこに置いてある電車に、これほどの人々が群れをなして動きもしない電車の写真を撮りまくっている。
京急という電車に対する人々の愛情が、大勢の視線から熱い光線が浴びせられて赤く、そう真っ赤に燃える電車の色となって現れているような気がした。
★驚いたイベント①
止まっている電車の行き先表示板?が周囲の選ばれた京急ファンの指示で変わるというものだが、通常あり得ない組み合わせを指定するので、周囲から歓声や罵声が飛び交うというもの。
撮り鉄S氏はこれを見て大笑いしているが、さっぱり判らなかった。
★驚いたイベント②
シャーシから車体を持ち上げて交換するという作業は圧巻だ。
電車の乗客が乗る部分とホイールが付いているシャーシの部分は完全に分離して交換が可能と言うわけだが、上からクレーンのようなモノで釣り上げるのではなく、車のタイヤ交換のようにジャッキで持ち上げて交換するというのだ。
ジャッキと言っても、人間より遙かに大きく、電動モータで持ち上げるジャッキだが、それでも電車の車体から比べると華奢に見えて仕方ない。
もし、1カ所のジャッキでもズレて外れたりしたら下に居る作業員はひとたまりも無いわけだが、日々こういう業務をこなしていると思うと、案外危険と隣り合わせの職場なんだな。
他に、レールの上を自走出来るトラックの展示があった。
「軌陸車」と言うそうだ。
保守点検に使う車だそうだが、未来のトラックは通常装備して長距離移動はレールを自動走行するようになるのかもしれないなぁ。
そうすると居眠り事故も減って良いように思える。
2013.05.26 12:13 お昼
出店がイッパイ並んでいたので、僕はどこかのホテルのカレーを購入。
味は良かったが、この量では値段が少し高いと感じた。
撮り鉄S氏は幕の内弁当。
乾燥した土の上にテントが並ぶ場所で食べるので、風が吹くと土埃が酷い。
天気が良すぎて暑いのもあって、食べ終わると早々に移動した。
リフト車?に子供を乗せる。
残念ながら大人は乗せて貰えない。
架線作業車というらしい。
他にもいろいろな作業車があって大賑わいだ。
特に「マルチプル・タイタンパー」という車両には撮り鉄S氏も大絶賛だ。
撮り鉄S氏の説明によれば「線路を持ち上げて、ガガガっとやるんですよ」
ふーむ、なんだか判らないが、線路の下の石をナントカするキカイなんだな。
写真の撮影技法にもコダワリがある。
「ネームプレートを角度をつけて空を入れたりするとカッコイイんです!!」
こんな感じか!?
いやぁ、工場の中を歩いた歩いた。
どこに行っても撮り鉄だらけだなッ。(あたりまえか!)
濃い、濃いぞ京急ファミリーフェスタ!!
えっ、電車のイベントとはこういうものだって?
なっ!! ゆるキャラも居るのか!
その名も「けいきゅん」・・・・
なんでもかんでも、手と足を付ければゆるキャラという不明な物体を作り上げてしまう。
時代かな・・・
★驚いたイベント③
砕石に好きな絵、文字を書いて工場内の線路に埋めるという・・・
早速、「onozone」を青いマジックで書いて置いてきました。
青い砕石が僕ので、赤いのが撮り鉄S氏のです。
だから、どーしたとか思わない、思わない。
これも思い出・・・・なんだろうか。
さて、帰宅はまた歩いて帰るのか?
と思ったら、このイベントのためだけに、京急が誇る「Keikyu Blue Sky Train」が工場と久里浜駅を往復しているとのこと。
京急に一度も乗ったことが無い僕は、ここでようやく京急電車に乗れるとあってホッとした。
「電車はやっぱり、乗って旅に出るのがいいよな・・・」
京急ファン夢の楽園へ潜入した旅はこうして終わった。
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