SSブログ

ハイキング企画「南アルプス 北岳、間ノ岳 2日目」 [ハイキング企画]

2013.08.16 04:00 GPS高度 2847m 北岳山荘幕営地

もっと早く起きるつもりだったが、寝坊したようだ。 

簡単に食事を済ませて出発の用意を整える。

テントはそのままに、ザックの中身を最低限必要なものだけ詰めて出発!

今日のルートは、まず「間ノ岳(あいのだけ)」を目指して3000mの稜線を歩きテントに戻り、テントを撤収して「北岳」山頂を目指し、「肩の小屋」に下り、「白根御池小屋」を経由して「広河原」に戻るというものだ。

全画面キャプチャ 20130920 223556.jpg

本当はテントを撤収して全てを担いで「間ノ岳」、「農鳥岳」を巡って「大門沢」を下る「白根三山縦走」を果たしたいところだが、2泊は必要になるかなぁと思い、次回の楽しみに取っておくことにした。

「間ノ岳」はずっと先にあってまだ見えない。

DSC01846.JPG

太陽が出始めたようだ、周囲が明るくなってきた。

DSC01848.JPG
DSC01847.JPG
 
富士山は霞んでいて、頂上は見えない。
DSC01849.JPG
振り返ると北岳の山頂がくっきりと見えた。
DSC01850.JPG
御来光だ!
DSC01851.JPG
DSC01852.JPG
ああ、今日も怪我も無く無事に歩けますように・・・
DSC01853.JPG
DSC01855.JPG
DSC01857.JPG
DSC01858.JPG
なだらかな丘陵を歩くようなルートを進む。
ここが3000mを越える場所とは思えない程、歩きやすいトレイルが続く。
しかし、やはり息は荒い。
酸素濃度が少ないのはあきらかだろう。
今回はパルスオキシメータを持ってきていなかったが、計れば血中酸素濃度は90%をきっと割り込んでいただろう。

2013.08.16 05:20 GPS高度 3058m 中白根山
中白根山(3055m)に到着。
ピークという感じは少なく、丘陵の上に出たという感じ。
DSC01859.JPG
この先もこんな感じのピークは幾つか出てくるのだが、特に名称は付いていない。
DSC01861.JPG
山脈のグラデーションがとても美しい。
DSC01863.JPG
あの岩山のピークにも名前を付けてあげても良いのになぁ。。。と思う。
でも、あそこには登らずに、トラバースして先に進むトレイルになっている。
DSC01867.JPG
これは単なる案内板で、「間ノ岳、北岳」と書いてあるだけ
DSC01869.JPG
DSC01871.JPG
DSC01872.JPG
DSC01873.JPG
DSC01874.JPG
素晴らしい眺望を見ながら歩ける。
まさしく「天空の散歩道」と言われるゆえんだ。
この道を歩きたくてここにやって来たんだ!
DSC01877.JPG
DSC01878.JPG
DSC01879.JPG
DSC01880.JPG
清々しい太陽を左手に稜線を歩くのは爽快だ。

しかし3000mとなると空気が薄いので、大きなアップダウンは無いこのルートでも息が荒くなってしまうのは仕方ない。

高山病にかかっていないだけマシか。


2013.08.16 06:11 GPS高度 3185m 間ノ岳(3189.3M)

間ノ岳に到着!!

DSC01881.JPG
いつか行きたいと思い続けた間ノ岳についにやって来た。
ここも、ピークという感じはあまりない、小高い丘のような山頂部は広い頂上。
感無量だ。
DSC01882.JPG
DSC01884.JPG
DSC01885.JPG
三等三角点があった。
DSC01886.JPG
DSC01894.JPG
DSC01895.JPG
仙丈ヶ岳をバックに撮して貰う。
女王「仙丈ヶ岳」もいつか登りたい。
DSC01897.JPG
そして、白根三山の最後「農取岳(3026M)」を越えて行くルートも魅力的。
さて、戻ってテントを撤収して北岳にアタックしよう。
DSC01896.JPG
DSC01901.JPG
DSC01906.JPG
DSC01909.JPG
DSC01916.JPG
DSC01919.JPG
天空の散歩道とは良く言ったものだ。
来て良かった・・・

2013.08.16 7:40 GPS高度 2896m 北岳山荘幕営地

テントを撤収し、朝食がわりの行動食をとる。

DSC01920.JPG

結露したフライやフットプリントはあっという間に乾いてくれた。

昨日のように雨だったら、簡単にはいかない。

全ての荷物をザックに詰めたら出発だ。

北岳山荘の写真を撮っていなかったので見て回り、トイレも済ませておく。

DSC01931.JPG
DSC01932.JPG
DSC01933.JPG
不思議な形の山荘だが、設計者は「黒川紀章」だ。
黒川はこの山荘を建てるに当たり、何度も北岳に登ったらしい。
富士山を眺めるのに最も適した方向に窓を設定したとかなんとか。
いいなぁ、宿泊してみたいよなぁ。
DSC01934.JPG
これは診療所。
診療所がある山荘なんてすごいよなぁ。
無料で診察してくれるらしい。
DSC01935.JPG
DSC01936.JPG
DSC01937.JPG
DSC01939.JPG
左の建物はトイレ!
シッカリとした清潔なトイレはありがたい。
DSC01941.JPG
北側の尾根にもテン場があったのか。
風が強くなければ、ここの方が眺めが良かったな。
DSC01942.JPG
富士山は山頂が見えない。
DSC01943.JPG
北岳方面は天気が良さそうだ。
地図で見ると直線で約1kmというところか。
しかし、そう簡単には登らせてはくれないだろうな。
DSC01944.JPG
DSC01945.JPG
DSC01948.JPG
DSC01950.JPG
DSC01953.JPG
白い雲、青い空、ゴツゴツとした岩峰、息が荒い。
DSC01954.JPG
DSC01955.JPG
「八本歯のコル」への分岐路に着いた。
北岳山頂には真っ直ぐ進む。
DSC01956.JPG
目の前のピークに着いたと思っても・・・
DSC01957.JPG
その頂きはずっと先に見えるのだった。
DSC01958.JPG
DSC01963.JPG
DSC01964.JPG
DSC01966.JPG
DSC01967.JPG
「八本歯のコル」への二つ目の分岐。
頂上へのコースタイムは20分とある。
DSC01968.JPG
振り返ると高度感がすごい。
DSC01974.JPG
富士山とは異なり連なる山脈が延々と続き、霞んで見えるのでスゴイ距離を歩いて来たというのが実感として沸いてくる。
DSC01981.JPG

2013.08.16 09:43 GPS高度 3177m 北岳頂上
ついに北岳頂上に立った。
DSC01984.JPG
日本第二位の高所にやって来たんだ。
DSC01987.JPG
でも、三等三角点。
DSC01988.JPG
お疲れ!鶴田君、長い道のりだったね。
DSC01989.JPG
 長い長い大樺沢の直登ルートが随分と低い位置に見える。
DSC01992.JPG
DSC01991.JPG
DSC01993.JPG
この時は天気がとても良かったのだが、休憩して眺望を楽しんで下山時点になると・・・
DSC01994.JPG
なにやら雲が出始めてきた。
DSC01995.JPG
DSC01996.JPG
DSC01997.JPG
下山ルートの向こうに「肩の小屋」が見える。
「この雲、怪しいな・・・」
DSC01998.JPG
DSC01999.JPG
DSC02000.JPG
DSC02002.JPG
DSC02003.JPG
DSC02005.JPG
左の尾根に降りると「両俣小屋」に出る、その先を進めば「仙丈ヶ岳」への尾根道に出られる。
行ってみたいなぁ。
DSC02008.JPG
DSC02009.JPG
 女王「仙丈ヶ岳」は晴れている。
DSC02010.JPG
しかし、北岳には巨大な雲海がのしかかろうとしていた。
DSC02012.JPG
DSC02013.JPG

2013.08.16 10:40 GPS高度 3023m 肩の小屋

肩の小屋に到着。

DSC02017.JPG

女性スタッフが何かをやっていると思ったら、こめを研いでいた。

DSC02014.JPG

すごい量だ。

そして、鳴り響く三味線の音!

他の女性スタッフが三味線を練習していたのだ。

いいねぇ、山小屋と三味線。

喉の渇きに我慢できずコカコーラを買ってしまった。

雲が気になるが、少し休憩。

コーラとヨウカンの組み合わせで一息入れよう。。。

DSC02018.JPG

さて、天候が気になるし出発。

 

DSC02019.JPG

おお、自分のテントと同じスカイレッジ2DPだ、珍しいな。

DSC02020.JPG
DSC02021.JPG
DSC02022.JPG
DSC02023.JPG
DSC02024.JPG
DSC02025.JPG

 

 次は、「小太郎分岐」まで15分。

DSC02027.JPG
DSC02029.JPG
DSC02031.JPG
DSC02036.JPG

2013.08.16 11:12 GPS高度 2867m 小太郎分岐

「小太郎山(2725m)」と「白根御池小屋」への分岐点。

DSC02038.JPG

ここから「白根御池小屋」へ下るのだが、そのルートは「草すべり」と記されている。

ほほう、草を滑って下れるのか?

DSC02043.JPG

今までの殺風景な岩のルートから、草花の生い茂るルートに変わった。

森林限界を超えたのか。

しかし、流石にこの草原を滑ってはいけないようだ。

DSC02044.JPG

草を滑って行けそうなルートということだろうな。

草に隠れてつづら折りの長い長い下山ルートが待っていた。

DSC02045.JPG
DSC02046.JPG
DSC02048.JPG

こういう下りのルートは苦手な人が多いのか渋滞の原因になるようだ。

でも、こういう下りは何故か走って降りてしまう・・・

何故だろう。

鶴田君を置いて走ってしまった。

DSC02046.JPG

おっ、池が見える。

DSC02048.JPG
DSC02049.JPG
DSC02050.JPG
あんなところにテントを張るのか。

2013.08.16 12:16 GPS高度 2262m 白根御池

白根御池に到着。

DSC02053.JPG
DSC02054.JPG
DSC02055.JPG
白根御池小屋も立派な作りだ。
水はタダで汲み放題、とてもウマイ水だ。
この水を持って帰ろう! ハイドレーションとボトルを満水にして、またペイロードが増えてしまった。
ソフトクリームの誘惑にはナントカ耐えた(さっきコーラ飲んじゃったしなぁ)が、食べたら良かったんだ失敗したなぁ。
ちょっと栄養補給して少し休憩。
DSC02056.JPG
トイレも綺麗だ。
さぁ、次は大樺沢への森林地帯の下り道だ。
DSC02058.JPG
DSC02060.JPG
DSC02061.JPG
DSC02063.JPG
と、このあたりからポツポツと雨が降ってきた。
しかし、もうすぐ広河原と思うとなかなか雨具を出せないでいた。
DSC02064.JPG
DSC02066.JPG
すると、ザーザー降りとなってしまい、びしゃ濡れ状態に。
なんとか、広河原小屋まで行けば屋根のあるところで着替えられないか?
DSC02069.JPG
ナントか広河原小屋に到着して軒下を借りて雨具を装着。
もう濡れちゃってるけど仕方ない。
DSC02071.JPG
雨の広河原は水墨画のようだ。
あんなに晴れていたのになぁ。
DSC02073.JPG

2013.08.16 14:45 GPS高度 1555m 広河原

ようやく広河原に到着。

お疲れ!鶴田君。

 

アルペンプラザ前に二人とも疲れ切って到着。

タクシーが待っていたので1100円を払って芦安へ。


芦安駐車場から温泉を探して、「天恵泉ヘルスピア白根」へ滑り込んだ。

DSC02075.JPG
DSC02076.JPG
DSC02077.JPG

とにかく冷え切った身体に暖かい温泉は最高!

そして・・・

DSC02074.JPG

ここには八ヶ岳高原牛乳が!

全部で6本くらい飲みました。

生き返るぜ~

南アルプスの3000mの稜線歩きと、「北岳」、「間ノ岳」を巡る夏の旅はこうして終わった。

おしまい。 

 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。