ハイキング企画:「南足柄矢倉岳→21世紀の森→洒水の滝」ソロハイク [ハイキング企画]
矢倉岳へのハイキング企画を春にぶち上げたものの参加者が居なかったので課題として残っていた。
2011年の押し迫った12月30日に一人矢倉岳を目指してみた。
コースは、大雄山駅で下車し、歩いて矢倉岳へ。
そこから21世紀の森を越えて洒水の滝を見学して山北駅へ抜ける20km弱の軽いコースを設定。
20km弱のコースだが、街歩きの距離が長く且つ標高が低いため、非常に楽に歩ける予定だった。
例のごとく、地図上での予定と現地とのギャップに苦しむところが毎度のお約束だ。
まさか、21世紀の森という森林公園内で難所に遭遇するとは・・・
2011.12.30 4:30 起床。
気温は2度、ゴソゴソと用意をする。
万が一を考えるとどうしてもザック内の荷物が増えてしまう。
今回は、ハードシェルやダウンジャケットのフィールド・テストも兼ねているのでこれらも持っていく。
ベースレイヤーにはMarmotの速乾性シャツ、ミドルレイヤーにBerghausのソフトシェル、アッパーレイヤーにMilletのハードシェルの構成で着込んでいく。
水は予備を含めて2リットルを用意、そんなに使わないだろうけど体力アップのためのバラストとしての意味合いも込めて持っていくことにした。
毎度余計な食料も詰め込んで、40リットルのザックが一杯になってしまう。
2011.12.30 06:00 出発
藤沢駅まで徒歩で歩き、JR東海道線で小田原駅、そして大雄山線で大雄山駅へ。
2011.12.30 07:45 GPS高度 75m 大雄山駅着
ここからは矢倉岳を目指して歩いて行く、5kmの舗装道路を矢倉沢まで歩くルートだ。
目指す矢倉岳は、周囲の山より背が高く形の良い円錐形をしている山なので一目でわかる。
あの山のピークに立ったらどんな景色が見られるのだろうか。
2011.12.30 09:08 GPS高度 256m 矢倉沢
矢倉沢を右折して本村に入る。
公民館前にトイレがあるので、一旦ここで休憩。
朝は寒かったが、太陽が上がり舗装路とはいえ登りの道を歩いて来たので暑くて仕方ない。
ジョギングをしている人達と多数すれ違う。
本村に入ると矢倉岳ハイキングコースの案内が家の壁面に記されていた。
しばらくは舗装路が続き、やがて急斜面となって山道に入る。
2011.12.30 09:08 GPS高度 412m 矢倉岳登山口
イノシシ除けのフェンスを抜けて、山道への入り口にたどり着く。
登り始めると急勾配であることが判った。
斜度を求めてみよう。
*tan-1[アークタンジェント](高度402.3m ÷ 距離1110m) ≓ 斜度34.77度(グレード36.1%)
これもなかなかの斜度があることが判る。
ただし、直登ではなく巻き道が多く含まれ、道も整備されている。
登山道はシッカリとした土の上に乾燥した落ち葉が多く、踏みしめるたびに落ち葉の感触がとても心地いい。
ここしばらくは雨が降っていなかったのもあって、とても歩きやすい。
2011.12.30 10:29 GPS高度 868m 矢倉岳頂上
急勾配を登り切ると頂上に出た。
低山のピークとあまり期待していなかったが、眺望は良い意味で裏切られた。
ピークは広く涸れた草原で遮るモノが無く、天気が抜群に良かったのもあって見晴らしは最高に良かった。
下の左側が金時山(1212m)。
明神ヶ岳もよく見える。
頂上で少し遅い朝飯。
コーヒーを飲んだ後は、鰺の押し寿司。
景色を堪能しつつ食べるお寿司は旨い!
2011.12.30 11:23 GPS高度 868m 矢倉岳から下山開始
下山道は、21世紀の森へと抜ける方面へ。
急峻な下り道を少し下ると、山伏平の分岐点に出る。
21世紀の森と洒水の滝方面へ。
杉林の林間道が続く。
2011.12.30 11:47 GPS高度 695m 洒水の滝、21世紀の森分岐点
左はそのまま洒水の滝を目指す道、右は21世紀の森を通る道。
21世紀の森には史跡「浜居場城趾」(はまいばじょうし)が有り、これを見たかったので右の登りを選択。
2011.12.30 11:56 GPS高度 720m 史跡「浜居場城趾」(はまいばじょうし)
史跡を示す標識はあるが、ざっと見回しても杉林があるだけで、特に城があった痕跡は見えない。
昔はこの山の中に城を築いて、武士が闊歩していたのかと思うと感慨深い。
この季節、ここは寒かったに違いない。
2011.12.30 12:30 GPS高度 586m 21世紀の森 セントラル広場
21世紀の森のセントラル広場に到着。
誰も居ない、広い芝生だけど日が当たって暖かいし風も無い。
見晴らしは、イマイチだけど展望台まで行けば小田原を一望出来る箇所もある。
展望台への道は木が倒れているので注意が必要。
セントラル広場には、特に何も無いので素通り。
歩くと、町名と木の種類が書いてある立て看板が複数見える場所にきた。
なんだろう?
神奈川県の形の土地に、各町のシンボルとなる木を植えているようだ。
面白いけど、試験とかに出るのかなぁ。
神奈川がイチョウで、藤沢がクロマツだとは知らなかった・・・
さらに進むと、ヒノキ採取園にでた。
どうやら、花粉の少ないヒノキの種を作り出そうとしているようだ。
スギを大量に植林したことによって花粉症が発生したから、次はヒノキを植えようとしているのだろうか。
2011.12.30 12:52 GPS高度 556m 野鳥の森
野鳥の森を抜けると、洒水の滝へのルートに入れるようだ。
行ってみよう。
・・・しかし、これは罠だった。
このルートは通ってはいけない危険なルートだったのだ。
本当ならこのルートの入り口には警告の看板とビニールテープで塞がれていなくてはならないハズだったのだ。
そんなことは、当然気づかないのでザクザクと気楽に入り込んで行く。
まさか、公園内のハイキングルートが途中から崩壊しているとは、この時気づくはずも無い。
入り込んだ直後のトレイルには異変は全くない。
しかし、森を下り始めるとトレイルが荒れ始める。
ここまでだったら、「うわー荒れてるなぁ」と、 思いつつ通り抜けるが・・・
これは、ヤバイです。
崩れた穴の深さは2mを超える箇所もあり、今も少しずつスギの木が落ちつつあります。
なんとか超えてきましたが、子供連れで来るところではありません。
直ぐに引き返すべきでしょう。
・・・で、出口に到達すると・・・
下からは、立ち入り禁止になっています。
オイオイ、上からは入れないようにしておいてくれよ。
2011.12.30 13:12 GPS高度 474m 洒水の滝、テレビ塔分岐点
21世紀の森の北斜面を進んで洒水の滝へ至るこのルートも、子供連れにはお勧め出来ない。
道が細い上に、整備がされていない。
写真は無いが2,3カ所ルートが崩壊している箇所があり危険だ。
大人でも簡単には乗り越えられないため、しばらく引き返すべきか考えるだろう。
竹林に入ると、道幅が広くなり・・・
案内は無いけど、下の分岐は左です、地図上では右を行っても出られるようですが。
車で入れるようなコンクリートの路面になります。
ここから、洒水の滝への道のりが遠かった。
車道のつづら折りを延々と歩いて降りなくてはならない。
元々、何かの畑だったのだろうが、今はもう何も作られてはいない。
点々と作業小屋だけが残る道を下ると、向かいの山肌に洒水の滝が見えてきた。
2011.12.30 14:10 GPS高度 193m 洒水の滝展望台
突然展望台が現れた。
だが、おそらくあまり使われてはいないようだ。
2011.12.30 14:17 GPS高度 151m 洒水園
洒水園から21世紀の森へ入る入り口に到着。
観光客が数名、看板を見ている。
山から下りてきた僕を見て、引き返してきたと思ったのだろうか。
こっちの入り口からは通行できない旨書いてあるじゃないか!
セントラル広場に書いておいてくれよなぁ。
洒水の滝への道は以下の通り。
名水百選に選ばれている水は旨かったです。
帰り道、洒水園を抜けた所に「洒水ラーメン」がありましたが、悩んだ末にパス。
しかし、美味しかったとの書き込みが見られたので、次回は食べてみたい。
2011.12.30 15:30 GPS高度 124m 山北駅
山北駅に来たら、駅前商店街の田中屋の手作りメンチカツです。
揚げたてアツアツのジューシィなメンチカツは冷え切った体には、こたえられません。
揚げたてを出すため、注文してからしばらく待つのがここのマナーです。
おとなしく出てくるまで待ちましょう。
思わず大人買いしてしまう味です。
メンチカツの種類も多く、メンチカツ以外にも豊富な総菜メニューがあります。
どれも美味しそうです。
2011年を締めくくる矢倉岳ハイキングは以上。
おしまい。
あけましておめでとうございます。
今年の後半には釣り再開をしたいと思います。
下にある画像認証が全く読めない・;・(^_^;
画像認証の文字を変更する手段はないのか~!
まさか全角じゃないよね?
by jun (2012-01-05 06:38)
あけましておめでとうございます。
釣りが出来そうになったら連絡ください。
すみません、自分からは認証方法を変更することは出来ないようです。
でも、書き込みが出来ているということは認証は出来たということですよね?
by onozone (2012-01-06 17:42)