ハイキング企画:「大滝橋-畦ヶ丸 ソロ・ピストン」 [ハイキング企画]
2011.06.05
大滝橋から、畦ヶ丸(あぜがまる)へ。
一人でピストンをやってきた。
2011.06.05 07:28 大滝キャンプ場
県道76号、新箒沢隧道(しんほうきさわずいどう)を超えたアタリに車を止めた。
ここから一軒屋避難小屋を超えて畦ヶ丸頂上を一人で目指すのだ。
天気は快晴、今日は暑くなるだろう。
県道76号、新箒沢隧道(しんほうきさわずいどう)を超える手前で脇道に入る。
側道を右に進めば大滝キャンプ場、左の山道が畦ヶ丸へと続く道だ。
今になって考えてみれば、車でこの道を上がって発電施設のあるところまで入ってしまえば良かったのだ。
大滝キャンプ場は隧道の真下に入り口があるので、のぞき込んでみると昨夜キャンプ場に入った人達が食事の準備をしていたようだった。
現在の高度はGPSによれば475.5m、畦ヶ丸頂上は公称1292.6m、誤差を含めても約800mを登るルートだ。
さて、頂上までどの程度かかるか、歩くのが楽しみだ、ワクワクしてくる。
2011.06.05 07:32 GPS高度475.5m
二日前に降った雨の影響はどんなものかと、川をのぞき込む。
増水はしていないようだし、濁りも無く澄み切った色をしている。
登山道までは砂利道を歩くことになる。
2011.06.05 07:46 GPS高度540m
ここが登山道の入り口で、写真には撮らなかったが、ここには発電用の施設があり、車が数台は止めることが出来る場所がある。
いよいよ、ここからが西丹沢の隠れた名峰「畦ヶ丸」へのハイキングの始まりだ。
しかし、「畦ヶ丸」という名前の山、船の名前のような不思議な名前の山だ。
「畦ヶ丸」の畦とは、常緑低木のアセビ(馬酔木・アシビ・アゼビ)を指し、山頂にアセビが多い丸い山という意味らしい。
まずは、さわやかキャンプでもおなじみの大滝を目指そう。
2011.06.05 07:57 GPS高度570m 大滝
大滝の上から写真を撮った。
人工の堰が何段も作られている大滝沢だが、堰と堰の間に大滝は存在する。
堰が無ければ、魚も沢山住んでいて、もっと遊べる川だったのだろうか。
その代わり、鉄砲水や土石流も多く発生してしまうのだろうか・・・
2011.06.05 07:59 GPS高度 603m
ここからは、沢沿いに歩くルートになる。
沢を右に左に交互に渡るトレイル・ルートを歩く。
気がつくと、ルートを外れていたりする。
明確な目印は道標であったり、ピンクのリボンであったり、見逃すと違うルートを歩いてしまい結局戻るハメになったりもする。
しかし、ルートを探しながら歩くのが楽しい。
決められた道では無く、渡りやすい場所を探して飛ぶように歩くのがいい。
落ちたらヤバそうな所もある。
少し緊張しながら滑る岩肌を登って見よう。
ここはいいなぁ、天然のウォーター・スライダーだ。
こんな鎖場もあるが、転ばないようにしないといけない。
2011.06.05 08:11 GPS高度 653m マスキ嵐沢
シャワー・クライムが好きな人にはたまらない場所だそうで、これからの季節はここから沢登りに入る人は多くなるね。
ここからは、沢とはしばしお別れで、山肌を登るルートに入る。
全般に整備されていて、途中避難小屋まであるので、安心して歩けるルートだと思う。
2011.06.05 08:34 GPS高度 800m 一軒屋避難小屋
緩やかな登りが続いて歩きやすかったが、第一の目標の避難小屋に到着した。
立派な小屋だ。
中に入って、登頂記録を付ける。
トイレは無いが、奧には布団もあって寝ることも出来る。
綺麗に掃除がしてあって、ここで夜を明かすのも面白いかもしれない。
次のルートはこの先にあるようだ。
携帯のアンテナを見てみたが、ココでは電波は届かないようだ。
2011.06.05 08:52 GPS高度 831m ステタロー沢
おおっ! 渓流釣り師を発見。
ここから上なら、魚が居るのか!
うーむ、今度はロッドとフライを持って来てみようかな!
お楽しみの最中だったので、声は掛けずに素通りすることにした。
釣果は聞きたかったが、邪魔をしちゃ悪いからね。
こんな感じでルートは続くのでうっかりすると、どこにルートがあるのか判らなくなる。
そういうときは、とにかく周りをよく見ること。
こんなリボンが行く先を示してくれたりしている。
2011.06.05 09:08 GPS高度 920m 大滝峠上
畦ヶ丸ルートは左、涸れている沢を真っ直ぐに登れば、大滝峠上に出られるようだ。
2011.06.05 09:11 GPS高度 950m
登り勾配がきつくなってきた。
渓流沿いのルートは終わり、尾根道へ上がる道に入った。
2011.06.05 09:50 GPS高度 1186m
ひたすら登りが続くが、森の中なので涼しいのが助かる。
頂上はもうすぐだ。
頂上付近の斜度を三角比から求めてみよう。
*tan-1[アークタンジェント](高度112.5m ÷ 距離622.08m) ≓ 10.25度
金時山の頂上部の斜度からみれば半分程度ですね。
斜度(勾配)で表してみよう。
100×高度112.5m ÷ 距離622.08m ≓ 18.1%
それでも、なかなかいい汗をかかせてくれる。
2011.06.05 10:01 GPS高度 1274m 畦ヶ丸避難小屋
ようやく、畦ヶ丸避難小屋に到着。
避難小屋では、少年達が朝ご飯を食べていた。
登頂記録を書き残しておく。
写真を見ても判るとおり、畦ヶ丸頂上はここから100m先にある。
前方からやってきた登山者から、頂上付近は混雑しているとの情報を得たので、ココでコーヒータイムにした。
しかし、ハエの多いところだった。
避難小屋にトイレがあるせいだろう。
コーヒーならともかく、夏場は食事をココではしないほうが良いような気がする。
周囲は木々があるため、木陰で涼しいが眺望はあまり期待出来ない。
ゆっくりと休憩を取った。
2011.06.05 10:41 GPS高度 1292.7m 畦ヶ丸避難小屋
休憩後に頂上まで歩いてみる。
畦ヶ丸の公称標高は1292.6mだが、GPS高度は1292.7mと100m(!誤差10cmだったか)ほど高い位置を示していた。
今日はピストン・ルートを選択したので、このまま来た道を戻る予定だ。
うまくいけば、さわやか児童クラブのキャンプ場下見隊と大滝あたりで遭遇出来るかもしれない。
下りは同じ道なので、下ることに専念する。
2011.06.05 11:17 GPS高度 943m 大滝峠上
細長いロープが落ちていると思ったら、蛇だった。 捕まえてしばし観察。
2011.06.05 11:25 GPS高度 867m ステタロー沢
2011.06.05 11:33 GPS高度 806m 一軒屋避難小屋
2011.06.05 11:50 GPS高度 640m マスキ嵐沢
2011.06.05 11:58 GPS高度 571m 大滝
下りは一心不乱に降りてしまったが、こうしてみると早かった。
殆ど走っていたような感じだったけど、とにかく下りは面白かったんだ。
躓かないようにすることだけを考えていた。
大滝の上部から下を見ると、どこかのクラブの下見隊が大滝まで入っていた。
2011.06.05 12:01 GPS高度 543m
さわやかの下見隊はもうキャンプ場に戻ったんだろうと思ったところ、ここで奇遇にも遭遇することが出来た。
大滝下見隊に混じって、大滝滝壺まで入る。
2011.06.05 12:31 GPS高度 590m
大滝の上の小滝の調査をタケ隊長と行う。
残念ながら、滝滑りをするには滑らかさが足りない感じ。
今年も、大滝で無事にキャンプが出来るといいなぁ。
2011.06.05 12:54 GPS高度 465m
さわやか児童クラブのキャンプ場下見隊とはここでお別れ。
新箒沢隧道を超えて、車に戻ってラーメンを作ってお昼を食べて帰途につく。
この次は、テントを担いで一泊か二泊、歩けるところまで歩いてみたい。
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