ハイキング企画「塔ノ岳 撤退」 [ハイキング企画]
2013.07.06 07:35 秦野駅
この夏の富士登山の予行演習として、子供達の体力を知るため丹沢山塊の塔ノ岳へ登る。
参加者は、隊長と隊長の息子ワク(6年生)、そしてアッキー(6年生)と撮り鉄S氏、と僕の5人だ。
秦野駅からバスに乗って、ヤビツ峠へ。
2013.07.06 09:00 GPS高度 未測定 ヤビツ峠
子供達はバスで寝ていたためか、テンションは下がっている。
撮り鉄S氏も富士山への初挑戦のために丹沢に挑む。
いよいよ出発!
まずは拍子抜けのアスファルトの下り道だ。
登山道は下った先にある。
だんだんと活性化してくる子供達。
「山に登るのに、なんで下り坂?」
「ここは車が通る道で、登山道はこの先にあるからだよ。」
道ばたに野いちごの実がある、食べるとほんのりと酸っぱいがウマイ。
おー、俺のハイキングと言えば、いつもコイツが目に付く。
まだ熟していない「マムシ草」とか「へび草」とか言われているが、本名はサトイモ科の「浦島草(ウラシマソウ)」という。
生薬として使用されるらしく、漢方薬で用いられる天南星(テンナンショウ)と呼ばれるものだが、そのまま口に入れると毒なので食べてはいけない。
ものの本によれば、「食べると最初は甘く感じるがそのうち、口の中を無数の針で刺されたような刺激が走る」とのこと。
シュウ酸カルシウムの針状結晶が細胞に突き刺さるためだと言う。
実も葉も根も全て、この結晶が入っているらしい。
よし、登山の前に美味しい水を汲んで行こう。
この水はウマイので遠方から車で取水しに来る人が絶えない。
これを飲みつつ塔ノ岳を目指そう。
いよいよ、ここからが登山道だ。
張り切って登ろう!
登る前から天気は曇天だったが、どんどん霧が濃くなってきた。
湿度が上がると、ヒルも元気に活動するようだ。
コイツは「コウガイヒル」かと思ったが、どうやら別のヒルのようだ。
いろいろ調べたが種類はよく判らず。
二ノ塔を越え、
三ノ塔の避難小屋に着いたものの、真っ白で何も見えず。
風も強く吹き始め、たいした防寒着も持ってきていないので、
「これは、やばいな・・・」
これ以上、風が強くなって体感温度が下がるようならエスケープ・ルートから撤退だな。
2013.07.06 11:15 GPS高度 1127m 烏尾山荘
ずっと、「とりおさんそう」と言い続けていたが、「からすおさんそう」だった・・・
ちょっと、恥ずかしい・・・
あまりに強い風のため話し合った結果、エスケープ・ルートから撤退することにした。
その前に、一旦ここで休憩だ。
行動食を食べて、下山しよう。
ここから下山することは初めてなので、それはそれでどんな道でどこに出るのかが楽しみだ。
子供達には頂上に行けず申し訳なかったが、この強風と濃霧を楽しんで居るようだ。
さぁ、下山しよう。
こんなところに登山道があったのか。
山間に入るとあんなに強かった風は無く、無風状態だ。
2013.07.06 12:49 GPS高度 550m 新芽荘
新芽荘という休憩所に出た。
2013.07.06 13:25 GPS高度 426m 竜神の泉
みんなお腹が減ってたまらないが、座って食べられるようなところが無い。
地図を見ると水場があるようだ。
そこに行けば何かあるかもしれない、頑張って歩こう!
・・・しかし、到着したそこは、確かに水は汲み放題だったし、冷たくて美味しい水だったが道ばたには特に休憩出来そうなところは無い。
しかも、車で水を汲みにやってくる人達が居るため、座る余地は無かった。
仕方が無いので少し戻った場所にグランドシートを敷いてお昼ご飯にすることにした。
が・・・そこはヒルの巣窟のようなところだったのだ。
いや、違う。
おそらくこの道沿い全てがヒルだらけなのだ。
しばらく歩くと、巨大な吊り橋が見えてきた。
はて? こんな所にこんな立派な吊り橋があったのか?
スゴイ!! こんな吊り橋があったのか!
しかし、子供達の関心は吊り橋では無く、吊り橋から眼下に見えた丸く白いドームの上で飛び跳ねる子供達だ。
「あれやってみたい!!」
よしっ、タダで出来るなら行こう!!
隊長! それは無理があるよ!
アスレチックもある。
山登りに来たのに、すっかりアドベンチャー・ランドで楽しんじゃいました。
大倉からバスで秦野駅に移動し、東海大学前駅へ移動。
秦野天然温泉「さざんか」で汗を流し、 居酒屋「魚春」で乾杯!
楽しかったよねぇ、川遊び!
あれ? 登山に来たんだよな?
まっ楽しかったからいいか!!
夏の始まりの丹沢を登る山旅はこうして終わった。
おしまい。
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