ハイキング企画「丹沢 大室山」 [ハイキング企画]
2012.07.14 21:00
大菩薩嶺から戻ってきた。
さて、明日はK.T氏との丹沢ハイキングだ。
ザックの中身は殆ど変更せずにそのまま行くことにしよう・・・
汗臭いものは全て洗って干して、寝よう。
最近の速乾シャツやパンツ類は数時間で乾くしね。
2012.07.15 03:30
ノロノロと起き出して、用意を開始。
2012.07.15 04:30
K.T氏の車で丹沢の西丹沢自然教室を目指す。
今日のルート。
西丹沢自然教室(530m) →白石オートキャンプ場 →用木沢 →犬超路避難小屋
→大室山(1588m) →加入道山(1419m) →白石峠 →白石オートキャンプ場
→西丹沢自然教室
距離は15.1kmだったが、昨日の大菩薩より霧が濃い上に強い風と低い気温が印象に残った山行だった。
また、丹沢らしい沢渡りと急坂のアップダウンを十分に楽しめたルートだった。
2012.07.15 06:29 GPS高度 528m 西丹沢自然教室
今日の相棒は、六国峠ハイキングコースで共に歩いたK.T氏だ。
今回の大室山の企画もK.Tによるもので、最初「大室山」と聞いてピン!とこなかった。
どこだっけな?
「犬超路から登るんだよ」
犬超路・・・というと、どうしても檜洞丸を考えてしまう。
「その反対側だよ」
地図を見ると道志川に近いところにある山だ。
イイ!! 全く行ったことが無い山だ、行きましょう。
・・・というわけで、西丹沢自然教室を起点にして大室山をぐるっと巡るルートを歩くことになった。
K.T氏はフェイス・マスクはいらないよと言っていたが、昨今は判らないですからねぇ。
個人情報は隠しておきましょう。
まずは、朝飯を簡単にここで済ましてしまいます。
僕は、ビタミン・ゼリーとパン、コーヒーを沸かして貰って飲みます。
天気は曇り、頂上はもしかしたら雨っぽいかもなぁ。
気温は、20℃~21℃くらいだったかな。
登山計画書を提出し、靴紐を結んで、出発!
直ぐ先にある、ウェルキャンプ・西丹沢を横目に歩く。
今日のウェルキャンプ・西丹沢は満員御礼のようだ。
色とりどり、各社そろい踏みのファミリー・テントが並んでいる。
僕が持っている安物の「南原っぱテント」は流石に無いなぁ、今なら逆に珍しがられるだろうか。
よくお世話になった、木陰のキャンプサイトが見えて懐かしい。
ゴーラ沢を越える檜洞丸へのルートの入り口がある。
しかし、今日は大室山だ。
西丹沢マウントブリッジキャンプ場を超えて、白石オートキャンプ場エリアを抜ける。
2012.07.15 07:18 GPS高度 610m 用木沢出会
左の白石沢と右の用木沢が合流するところが、山道への入り口。
右の犬超路へのルートを進む。
帰りは左の白石沢から下山するイメージだ。
さてさて、どんなルートなのかな。
入り始めは森の中という感じ。
しばらく歩くと、階段が現れた。
大きな堰だ。
ココから先は、用木沢沿いに河原を歩くため、徒渉が多い。
とにかく川を渡ることが多い。
中には流されてしまった橋もあり、飛ばなくてはならないところも多々ある。
そのため、勾配はきつくないが、せせらぎと森林浴のコースを歩いている雰囲気で楽しい。
2012.07.15 08:02 GPS高度 749m 二の沢分岐
用木沢沿いのルートもここで終わり、犬超路への登りの山道に入る。
短い距離だが、一気に300mの高度を稼ぐ直登で登る道のようだ。
気合いを入れていこう。
山奥に入ったということだろう、子鹿も現れる。
犬超路まで800m。
・・・この800mがキツイ。
2012.07.15 08:24 GPS高度 889m コシツバ沢
涸れ沢のゴロゴロとした岩場の急登を登る。
いやぁ、キビシイ急登でした。
ここから、犬超路避難小屋までの勾配を見てみよう。
コシツバ沢付近が11.9°、犬超路避難小屋到達付近では30.8°を記録している。
平均勾配21.4°だ、キビシイハズだね。
距離が短いのが幸いしている。
涸れ沢が終わると、森から笹藪になる。
気がつくと、濃い霧の中に入っていて風も強く吹き付けている。
沢から登って、尾根に入り始めたためだろう。
2012.07.15 08:55 GPS高度 1064m 犬超路避難小屋
犬超路避難小屋 公称標高 1060mに到着。
疲れたけれど、達成感のある登りでした。
今日が好天気でなくて良かった。
折角なので、犬超路避難小屋を覗いて、少し休憩して行こう。
避難小屋利用日誌を付けていきます。
綺麗な避難小屋です。
今度ここに泊まりに来てみようと思いました。
外の風はより強くなり、霧は濃くなる一方で気温も下がってきた。
急いで大室山へ行った方がいいかもしれない。
慌ただしく、出立!
大室山へは1.8km。
出来れば雨には降って欲しくない。
地図を見ると大室山へは稜線を歩いて行けそうだったので、緩やかな登りになると思ったが、細かい急なアップダウンが点在し、鎖場まであるので気が抜けない。
途中、子供連れの家族や、女性二人組など数人に出会う。
こんな天気だが、登って来る人達は結構居るなぁ。
女性二人組は、登山道ではないバリエーション・ルートを登って来たという本格派だ。
この天気を楽しんで登って来たという。
2012.07.15 11:05 GPS高度 1584m 大室山
今回の主目標「大室山」 公称標高 1588mに到着。
霧に覆われていて、眺望は全く望めない。
晴れていれば道志川方面を見下ろせたのではないだろうか。
頂上には特に休憩が出来るようなテーブルなどは無い(かつてはあったようだが、今は残骸だけが残っている)
雨が降る前に加入道山の避難小屋まで行って、避難小屋でお昼にするのがベストと思われたので急いで移動開始。
こんな木道もあった。
濡れていて滑りやすく、転んでしまったが怪我は無かった。
突き指とかせずによかった。
加入道山は大室山より低いため、殆どは下りのルートになる。
2012.07.15 11:44 GPS高度 1375m 破風口
ググってみると、このルート最大の絶景ポイントらしい。
しかし、やはり何も見えない。
「破風口」とはスゴイ名前だな、相当風が強いところなんだろう。
2012.07.15 12:15 GPS高度 1432m 加入道山
加入道山 公称標高 1418.4mに到着。
風と霧は収まらないが、どうやら雨は降らないで済みそうな感じだ。
加入道山避難小屋はこんなところだ。
ここには布団の用意があった。
今日のお昼も棒ラーメンで、K.T氏より人参とタマネギ、ソーセージを分けて貰った。
外の濃い霧が、強い風に乗って小屋の中にも入ってくる。
涼しいのは助かるが、嵐にならないよう祈るだけだ。
2012.07.15 13:07 GPS高度 1360m 白石峠
天候は回復しそうに無いが、これ以上悪化しそうにもない。
300m進むと白石峠に出た。
真っ直ぐに進むと、「水晶沢の頭」、「シャガクチ丸」、「モロクボの頭」、「畦ヶ丸」へと進むことが出来る。
良い縦走が出来そうだが、今回は左に進んで、「白石沢」、「白石滝」、「用木沢出会」へと戻る。
この下りのルートも涸れ沢のガレ岩を下る道だが、途中鉄砲水でも出たのだろう、崩壊している箇所も多い。
2012.07.15 13:52 GPS高度 1042m 白石の滝
地名の白石とは大理石とのこと。
汗をあの滝で流したいけれど、おぼれそうだな。
2012.07.15 14:49 GPS高度 672m 用木沢出合
白石沢を下ること3.8kmようやく用木沢出合に戻ってきた。
あとは、キャンプ場を眺めつつ西丹沢自然教室まで舗装道路をひたすら歩くだけだ。
オートキャンプ場は相変わらず盛り上がったファミリー・キャンパーで一杯で、山から下りてきた泥だらけの格好をした僕らは浮きまくっている。
2012.07.15 15:17 GPS高度 581m 西丹沢自然教室
お疲れ様です。
奧丹沢の山登りとっても面白かったですね。
残念ながら景色は楽しめなかったけれど、なかなかの急登と2つの避難小屋、そして大室山と加入道山を存分に味わうことが出来ました。
次回登ることが出来たら、道志渓谷の景色を眺めつつ、避難小屋で一泊してみたく思います。
K.T氏、ありがとうございました。
次回は、どこ行きましょうかね。
おしまい。
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