ハイキング企画「富士山」 富士宮口 敗退 [ハイキング企画]
ブログが3ヶ月ほど送れているが、色々と忙しく遅々として書けないで居ましたが、これからは少しずつ進めていきます。
富士山の御来光を子供達共に見ようという、夏休み特別企画。
参加したのは、尾瀬で共に歩いた人々に隊長の息子のワクが加わったチームで挑む。
結果を先に言うと、標高2400mから登り始め約3000mまで登ったところでワクがギブアップしたので撤退となっている。
隊長によると、前回よりは登れたとのこと。
次回は来年かなぁ。
2013.08.24 夕刻
まだ暑い藤沢を出発し、途中の足柄SAでいつもの「足柄の水」を汲み、夕食をここで済ませて「水ヶ塚」へ。
2013.08.24 20:25 GPS高度 1441m 水ヶ塚駐車場
夏の富士山はマイカー規制により登山口へ直接車で上がれない。
今回は「富士宮口」の5合目からの登山を計画したことにより、そのずっと下(標高1450m)の「水ヶ塚」の駐車場に車を止めた。
ここからは、バスで富士宮口へ移動する。
2013.08.24 21:30 GPS高度 2302m 富士宮口 5合目
富士宮口5合目に到着。
2400mにもなると流石に肌寒いな。
2013.08.25 01:26 GPS高度 2965m 撤退
ワクの心が折れた。
天気も良くなかったし、高度が上がり気温も下がってしまった。
残念だけど今日は下山することにしよう。
深まる霧はついに濃霧となり、ヘッドライトを点灯しても近くまでしか見えない。
でも下山するに従い、ワクの体調も回復した。
良かった。
濃霧の中でライトを照らして遊びながら下山する。
夜の闇の中で、濃霧に浮かび上がる光の柱が並ぶ。
とても、幻想的だ。
2013.08.25 03:19 GPS高度 2392m 富士宮口登山道入り口
やっと五合目の登山道入り口までたどり着いた。
お疲れ様。
しかし、ここは五合目、しかも夜中の3時。
どうやって下の駐車場へ?
するとタクシーが待っていた。
有り難い!
聞けば、こういう天候の場合下山者が出るため待っていてくれるのだとか。
僕ら以外にも何組ものリタイヤ組が出ているようだ。
タクシー2台で3人ずつ乗り込んで「水ヶ塚」へ。
助かったぁ、朝まであそこに居る羽目になったら、それこそ体調を崩しちゃうよ。
タクシーの運転手さんが言うには、「今夜、イモトが富士山に登っている」らしい。
水ヶ塚から車で帰宅。
家に着いたのは午前6時過ぎ。
次回の富士山登山は来年だな、また子供達を連れて挑戦しよう!
おしまい。
帰宅後にイモトが登っているのを見たが、かなり辛い登山になっていたようだ。
撤退は正解だったかな。
ハイキング企画「南アルプス 北岳、間ノ岳 2日目」 [ハイキング企画]
2013.08.16 04:00 GPS高度 2847m 北岳山荘幕営地
もっと早く起きるつもりだったが、寝坊したようだ。
簡単に食事を済ませて出発の用意を整える。
テントはそのままに、ザックの中身を最低限必要なものだけ詰めて出発!
今日のルートは、まず「間ノ岳(あいのだけ)」を目指して3000mの稜線を歩きテントに戻り、テントを撤収して「北岳」山頂を目指し、「肩の小屋」に下り、「白根御池小屋」を経由して「広河原」に戻るというものだ。
本当はテントを撤収して全てを担いで「間ノ岳」、「農鳥岳」を巡って「大門沢」を下る「白根三山縦走」を果たしたいところだが、2泊は必要になるかなぁと思い、次回の楽しみに取っておくことにした。
「間ノ岳」はずっと先にあってまだ見えない。
太陽が出始めたようだ、周囲が明るくなってきた。
しかし3000mとなると空気が薄いので、大きなアップダウンは無いこのルートでも息が荒くなってしまうのは仕方ない。
高山病にかかっていないだけマシか。
2013.08.16 06:11 GPS高度 3185m 間ノ岳(3189.3M)
間ノ岳に到着!!
2013.08.16 7:40 GPS高度 2896m 北岳山荘幕営地
テントを撤収し、朝食がわりの行動食をとる。
結露したフライやフットプリントはあっという間に乾いてくれた。
昨日のように雨だったら、簡単にはいかない。
全ての荷物をザックに詰めたら出発だ。
北岳山荘の写真を撮っていなかったので見て回り、トイレも済ませておく。
2013.08.16 10:40 GPS高度 3023m 肩の小屋
肩の小屋に到着。
女性スタッフが何かをやっていると思ったら、こめを研いでいた。
すごい量だ。
そして、鳴り響く三味線の音!
他の女性スタッフが三味線を練習していたのだ。
いいねぇ、山小屋と三味線。
喉の渇きに我慢できずコカコーラを買ってしまった。
雲が気になるが、少し休憩。
コーラとヨウカンの組み合わせで一息入れよう。。。
さて、天候が気になるし出発。
おお、自分のテントと同じスカイレッジ2DPだ、珍しいな。
次は、「小太郎分岐」まで15分。
2013.08.16 11:12 GPS高度 2867m 小太郎分岐
「小太郎山(2725m)」と「白根御池小屋」への分岐点。
ここから「白根御池小屋」へ下るのだが、そのルートは「草すべり」と記されている。
ほほう、草を滑って下れるのか?
今までの殺風景な岩のルートから、草花の生い茂るルートに変わった。
森林限界を超えたのか。
しかし、流石にこの草原を滑ってはいけないようだ。
草を滑って行けそうなルートということだろうな。
草に隠れてつづら折りの長い長い下山ルートが待っていた。
こういう下りのルートは苦手な人が多いのか渋滞の原因になるようだ。
でも、こういう下りは何故か走って降りてしまう・・・
何故だろう。
鶴田君を置いて走ってしまった。
おっ、池が見える。
2013.08.16 12:16 GPS高度 2262m 白根御池
白根御池に到着。
2013.08.16 14:45 GPS高度 1555m 広河原
ようやく広河原に到着。
お疲れ!鶴田君。
アルペンプラザ前に二人とも疲れ切って到着。
タクシーが待っていたので1100円を払って芦安へ。
芦安駐車場から温泉を探して、「天恵泉ヘルスピア白根」へ滑り込んだ。
とにかく冷え切った身体に暖かい温泉は最高!
そして・・・
ここには八ヶ岳高原牛乳が!
全部で6本くらい飲みました。
生き返るぜ~
南アルプスの3000mの稜線歩きと、「北岳」、「間ノ岳」を巡る夏の旅はこうして終わった。
おしまい。
ハイキング企画「南アルプス 北岳、間ノ岳 1日目」 [ハイキング企画]
尾瀬から戻って、自宅でテントを干していた。
夏期休暇中であったが、やっつけなければならない仕事があるが、その後でどこかの山に行けそうな時間が2日ほど取れそうだった。
槍ヶ岳に登って見ようかな・・・
しかし、夏休み中の上高地の混雑を考えると嫌になる。
そうだ、こういうときこそ南アルプスだろうな。
北アルプスに比べれば、人混みの規模はかなり小さいのが、喜ぶべきか悲しむべきか。
とにかく今回は南アルプスに山行だ。
ターゲットはもちろん、日本第二位の標高を誇る「北岳」(3193m)で、日本第四位の間ノ岳(3189.3m)までの標高3000mを越える稜線歩きを楽しむルートに決めた!!
そして、今回の山行の相棒は、友人の鶴田君だ。
さて、どんな山行になっただろうか?
2013.08.14
昼間の仕事を適当!?に片付けて、夕刻に自宅に戻り山行の支度をする。
尾瀬で使用したテントも綺麗に片付けが終わっているのでパッキング。
何度も何度も脳内シミュレーションをして忘れ物が無いようにしても、毎度の事ながら何かしら忘れてしまう。
今回も重要な「あれ」を忘れてしまう。
なんと、忘れたことにさえ気づかずに、山で無くしてしまったと勘違いして意気消沈してしまうのだった・・・
今回は鶴田君の運転する車で南アルプスの「芦安(あしやす)」まで移動する。
南アルプスの北岳に登る訳だが、初北岳登山なのでメジャーコースから挑むのが良いだろう。
南アルプス街道にある「広河原」から登るのが北岳メジャーコースだろうと判断し、またこの急登を登り切ってみたいという思いもあった。
南アルプス街道は一般車両の乗り入れは禁止であり、「芦安」の無料駐車場に車をとめてからバスや乗り合いタクシーに乗って「広河原」まで移動するのが基本だ。
「芦安」から「広河原」までのバス代は1000円だ。
★初日のルート
「広河原」から歩くことになり、「大樺沢(おおかんばざわ)」沿いの急登を登り、「北岳バットレス」を右手に望む「左俣コース」を登り、「八本歯のコル」に出るルートだ。
2013.08.15 06:41 GPS高度 1532m 登山口
ハイキング企画「尾瀬沼、尾瀬ヶ原 2日目」 [ハイキング企画]
2013.08.11 04:39 GPS高度 1418m 見晴らしキャンプ場
昨日寝るときは暖かかったので、マットの上にシャツ一枚でそのまま寝てしまった。
寒くて夜中に起きて、慌ててシュラフを出して掛けたのだった。
この時間もまだ薄暗くて肌寒い。
2013.08.11 06:55 GPS高度 1409m 赤田代、東電小屋分岐
2013.08.11 07:11 GPS高度 1394m 東電尾瀬橋
只見川に架かる「東電尾瀬橋」だ。
2013.08.11 09:47 GPS高度 1427m 見晴キャンプ場
2013.08.11 15:06 GPS高度 1680m 尾瀬沼休憩所
ハイキング企画「尾瀬沼、尾瀬ヶ原 1日目」 [ハイキング企画]
夏の尾瀬が呼んでいる。
そんな気がした。
夏休みのハイキング企画として「尾瀬を歩こう」と誘ったら、隊長夫妻(ワクは実家に帰省)、アッキー、撮り鉄S氏が賛同してくれた。
2013.08.09 00:00 隊長宅
隊長宅に全員が揃った、まずは食材の買い出しのため24時間営業のスーパーへ。
おおよそのスケジュールと献立は事前にfacebookで話していたので、それなりにスムーズに進行。
一路、大清水駐車場を目指す。
僕は3年前の5月に尾瀬ヶ原に訪れている。
http://minkara.carview.co.jp/userid/239908/blog/18209255/
まだ雪が大量に残っていた時期ではあったが、ミズバショウが沢山咲いていたのを記憶している。
夏に訪れたらどんな感じなんだろう。
今回は鳩待ち峠からではなく、前回行けなかった尾瀬沼を見たいという思いもあって、大清水から入る予定だ。
そういう意味では、5人全員が初めて訪れる場所から入るので楽しみだ。
当初の予定では尾瀬沼ヒュッテでテント泊を考えていたが、テント場は全て埋まっているということが判ったので、仕方なく尾瀬ヶ原の「見晴らし」まで移動してテント泊とすることになった。
2013.08.10 05:00 GPS高度 1174m 大清水
夜明け後に大清水に到着。
太陽はまだ山に隠れているが、天気は良さそうだ。
神奈川の酷暑とはほど遠い、涼しい気温だ。
周囲には十数名の登山者達が用意をしていた。
眠気はあったが、これから尾瀬沼に行けると思うと、どこかに吹っ飛んでしまっていた。
最初は砂利道の長い林道を歩く、勾配は緩いが登り道。
僕の腕に小枝が付いているなと思ったら、大きな尺取り虫だった。
2013.08.10 06:34 GPS高度 1429m 一ノ瀬休憩所
休憩所はまだ開いていなかったが、トイレがあるので一旦休憩。
いやー、林道長いなぁ。 帰りはキツイなこれは。
ようやく、林道が終わり「ナメ沢」沿いの登山道に入る。
ここはトンボが沢山居た。
みんなでトンボを捕まえようとしたが、なかなか捕まえることが出来ない。
沢沿いのトレイルは涼しくて、流れる沢の音が心地良い。
登りの勾配がきつくなってきた。
2013.08.10 07:19 GPS高度 1592m 岩清水
地図にも載っている給水ポイント「岩清水」に到着。
全員汗だくなので、ここで休憩。
さて、どんな味かな。
ハイドレーションやボトルに入るだけ入れてしまった。
しばらくは冷えた水を飲みつつ登れそうだ。
2013.08.10 08:20 GPS高度 1699m 尾瀬沼山荘休憩所
尾瀬沼が見えてきた。
休憩所に入ってみよう。
おお、ソフトクリームが5種類あるぞ。
全員でソフトクリームを食べよう!
あー、ウマイ!! 冷たいソフトクリームはウマイよ!!
さて、ソフトクリーム・パワーでもう一踏ん張りだ。
尾瀬沼を眺めながら尾瀬ヶ原を目指そう。
予定では尾瀬沼を右に進み反時計回りで尾瀬沼ヒュッテに行く予定だったけれど、テント場が満員なので、左に進み「沼尻」を目指そう。
「だはは、飛んだけれど、戻れるかな・・・」
わかりました、水面にフォーカスしておきます、是非その瞬間を撮らせてもらいましょう!
・・・しかし、難なく戻って来た隊長・・・ そこはお約束でしょうよ!(笑)、やりなおし!
尾瀬沼山荘から「沼尻」への道のりはところどころ木道が崩壊していて、なかなか歩きにくいところもあった。
しかし、尾瀬沼周辺でも小さな湿原があり、急に視界が開けるので開放感が一気に押し寄せてくる。
「小沼湿原 」と言うそうだ。
小さな花が沢山咲いていて、みんな撮影に忙しい。
アッキーもDSで写真を撮りまくる。
おお、沼尻休憩所が見えてきた。
2013.08.10 10:00 GPS高度 1679m 沼尻休憩所
大清水を出発してから5時間が経過した。
尾瀬ヶ原と尾瀬沼を繋ぐ白砂峠に行く前に、沼尻で小休止して早めの昼ご飯にしよう。
冷たいジュースも売っているし、開放感のある休憩所からは尾瀬沼が一望出来るので多くの人達がここで休憩して食事をとっている。
缶コーラを購入してまわし飲み、ウマイ!
沼尻休憩所のおじさんが草花の説明をしてくれていた。
よくよく見ると食中植物の「モウセンゴケ」がいっぱい咲いて?いるじゃないか。
沼には栄養分が足りないために大きな木は育たず、草花だけが育つためにこのような景観になっている。
そのため食中植物のように、昆虫から養分を取る植物が生きているという。
さて、ここから燧ヶ岳を右に見つつ、白砂峠へ。
あの少し窪んでいるところが白砂峠だ、少し登って尾瀬ヶ原へは下りの道となる。
湿原とは、しばしの別れだ。
池溏(ちとう)が沢山あった、その中にはカエルやオタマジャクシ、サンショウウオなどが沢山いた。
どこもかしこも生命に満ちあふれている。
おや? これはチングルマの花が散ったあとの状態だ。
いつの間にか、沼地が終わり登山道へと切り替わる。
2013.08.10 11:01 GPS高度 1694m 白砂峠
峠の頂上に差し掛かった。
休んでいた登山者に「登りはここまでだよ~」と告げられる。
アッキー、ちょっと足が痛いと訴えるようになった。
もう少しでキャンプ場だ、頑張れ。
・・・しかし、と思った。
「見晴らし」でのキャンプ場は広いらしいがもし満杯だったら・・・・
まだ11時だったが、先にキャンプ場に入って場所を確保しないと、さらにその先の「山ノ鼻」まで歩くハメになってしまいそうだ。
アッキーだけじゃなくみんなの疲労もかなり溜まっている。
「先にキャンプ場まで行って場所を確保しておくよ。」
そう言って、僕は走り出した。
下り道とはいえ、案外長い道のりだった。
見晴らしに到着、ここには6件の小屋が固まっており、尾瀬ヶ原では大きな宿泊施設となっている。
キャンプ場の登録はどこで行えば良いのか?
手前の小屋に入って「こんにちは~」、しかし、誰も出てこない。
隣の小屋に入ってようやく「燧小屋(ひうちこや)で登録して下さい。」と教えて貰った。
燧小屋はキャンプ場への道沿いにあった。
テント場代は一張りいくらでは無く、一泊一人800円。
だから、デッカイテントでも一人で悠々と・・・・体力次第だけど・・・ね。
心配したテント場には、既に20張程のテントが幕営していたけれど、場所が広いのでまだまだ余裕ではあったが、木陰で暑く無さそうなベストな場所が空いていた。
疲れ切った表情でみんなが到着して合流。
まずは、テントを設営してから、お昼ご飯にしよう。
テント内はちょっと暑いかもってことで、テント場にある立派な休憩所は涼しそうだということでご飯を持ち込んでお昼にした。
みんな、疲れ切っていた。
アッキーが持ってきたおにぎりをみんなで分け合って食べる。
ウマイ!
キャンプ場では汲み放題の水は冷たくて、これもウマイ。
しかし、急に眠気が襲ってくる。
気がつくと、休憩所のベンチ・シートを占有して眠ってしまっていた。
・・・20分以上は寝ていたのかもしれない。
いかん、いかん、ここはハイカーの共有スペースだ。
寝るならテントで寝よう!
全員、テントに移動して少し寝ることにする。
2013.08.10 15:23 GPS高度 1499m 見晴らしキャンプ場
ノロノロとテントから這い出した。
1時間半は寝ていただろうか。
ああ、眠い、しかし寝るのは夜にして尾瀬ヶ原の散策に出かけたい。
この時間の尾瀬ヶ原を見たい!
まずは、この集落のような小屋を見て廻ろう。
どれも皆、立派な山小屋だ。
先ほどテント場を借りに行った「燧小屋(ひうちごや)」
隣には無料の休憩所が。
「原の小屋」、立派な3階建て。
「尾瀬小屋」、風情がある。
「檜枝岐小屋(ひのえまたごや)」、尾瀬ヶ原に面している。
この水ヶ冷たいしウマイし、言うことが無い。
他にも小屋はあるが、まずは尾瀬ヶ原へ散策だ。
ここは「下田代十字路」にあるため、四方に行けるワケだが、ちょっと散策に出かけるなら「至仏山」を前面に眺めながら「竜宮」に向かうのが良いだろう。
至仏山は霞んでいたが、存在感を隠していない。
振り返ると燧ヶ岳をバックに小屋群が見える。
テント場は写真の右の林の中だ。
爽快な風が吹き涼しく、ピカピカの緑の草原が僕らを出迎えてくれた。
「ああ、夏の尾瀬にやって来たんだ!」
感動の木道歩きが始まった!
草原にたたずむ少年は、何を思うか。
雲のスキマから光りが差し込む瞬間、人は何かの存在を感じるものだろうか。
オゼヌマアザミがたくましく咲いている。
ああ、燧ヶ岳よ、いつの日かその頂上を踏みたい・・・
影鶴山(2004m)、八海山(1811m)を望む。
小さい虫たちの声が聞こえてくるようだ。
クマには出会わなかった、出来れば見てみたかったが・・・
鉄分のほとんどないこの草原で、どこまでも伸びる二本の木道がレールのように見える時、撮り鉄はシャッターを切らずには居られない。
小さく白く丸い可憐な花、しかしこれは「ドクゼリ」、有毒なセリ科の花なのだ、眺めるだけにしておこう。
ふわふわした紫の花、名前はわからない。
「オゼミズギク」、そっと咲いていた。
3年前の5月、ここで2時間ほど寝ていたんだ。
草原の風、雪と太陽がとても心地よかったのを覚えている。
まだ緑の草は生えていなかったが、水芭蕉が沢山僕らを出迎えてくれた。
あのときと同じように、みんなで寝転んで空を眺めたよ。
池溏(ちとう)に映る雲、向こうの世界が見えたような気がする。
寝転がって、木道目線。 虫になったらこういう風に見えるんだろう。
男は、「爽やか」の代紋を背負ってここまでやって来た。
小さな虫が居れば、当然それを捕食するこのような、爬虫類も沢山いる。
今まで歩いていた所は「福島県檜枝岐村」だ、この先の沼尻川は東北と関東の境目。
竜宮沼尻橋、一級河川沼尻川と書いてある。
涼しい! 大きなイワナも泳いでいた。
この川は尾瀬沼から流れており、この先にある「奥只見湖」に流れている。
そして、「阿賀野川」を通り、日本海へと流れるのだ。
2013.08.10 16:15 GPS高度 1420m 龍宮
「竜宮」と思っていたが、「龍宮」が正解だったようだ。
ここには龍宮小屋がある。
1時間じっくり時間をかけて、ここまで楽しんで歩いてきた。
日暮れ前にテントに戻って、夕ご飯の支度をしないとね。
来た道を戻ろう! 楽しいテントとご飯が待っている。
そして、ビールもね!!
2013.08.10 16:44 GPS高度 1428m 見晴
見晴らしに戻って来た。
「弥四郎小屋(やしろうごや)」
今日の夕食はアルファ米と残ったおにぎりで作る、カニ雑炊だ。
隊長の奥さんがカニ缶を提供して下さるとのことで、今日の夕食のメニューとなったのだ。
この後、 ビールとジュースで乾杯!!
かに雑炊をメインにした夕食のあとは、アルコール・ストーブでのマシュマロ焼きで盛り上がる。
疲れ切った僕たちは、ご飯の後は早々に就寝したのでした。
・・・お風呂に入った事を忘れていました。
ビールを買いだしに行った隊長が、
「燧小屋でお風呂に500円で入れるらしいよ」
「マジですか! 是非入りたい!!」ということになり、
早速、お風呂に入りに行きました。
温泉という事ではありませんが、水が豊富な見晴らしだからこそのお風呂なんでしょう。
湯船は3人も入れば満員で、石けんやシャンプーは使えないけれど、お風呂に入って寝られるのは最高です。
快眠度が全く違いますからね。
ああ、眠い、早く寝よう。
天気は曇りで残念ながら星は見られない。
明日は晴れると良いな、本格的に尾瀬を歩くので、早朝から出発する予定です。
夏の尾瀬沼と尾瀬ヶ原を歩く旅は明日に続く。